乳幼児の歯磨き中の事故に注意を

乳幼児が歯磨きをしている際に、転んで歯ブラシが口の中に刺さる事故が相次いでいるのに、保護者がその危険性を認識していないおそれがあるとして、消費者庁が注意を呼びかけています。 消費者庁によりますと、子どもが自宅で歯ブラシでけがをする事故については、調査対象の全国13の病院から、この2年余りの間に50件の報告が寄せられ、このうち90%近くが3歳までの乳幼児でした。 また、消費者庁に寄せられた情報の中には、折れた歯ブラシの先端が、のどの奥に刺さったまま残って長期間入院したり、歯ブラシが刺さってのどが腫れ、窒息しそうになったりしたケースもあったということです。 このため、消費者庁が全国1200人の3歳以下の子どもの保護者にアンケートをしたところ、4人に1人が、子どもが転んだり人や物にぶつかったりして、歯ブラシが口の中に刺さるなどのけがをしたか、けがをしそうになったことがあると答えました。 一方で、全体の70%近くは、歯ブラシが口の中に刺さる事故について、「聞いたことがない」と答え、危険性を認識していないことが分かりました。 アンケートでは、1歳児を中心に歯磨きをしている際に歩き回る傾向がみられ、消費者庁は、歯磨き中は保護者が付き添うこと、歯ブラシを口に入れたり手に持ったりしたまま歩き回らせないことなどを呼びかけています。 消費者庁消費者安全課の宗林さおり課長は「保護者は危険性を十分認識して、事故に注意してほしい」と話しています。NHK NEWS WEB 3月28日 15時4分

そういえば、先日歯ブラシではないけれどフランクフルトの串を子供がほっぺたに刺してしまったという子供さんが来院されました。以前には割り箸をのどの方に刺して死亡事故が起こったという話も聞いたことがあります。結構注意が必要ですし、口の中に何か入れて歩き回ったりしないように保護者の方が気をつけていないといけないみたいです。
消費者庁のホームページ
乳幼児の歯ブラシによる事故に注意!