【ハローペット】火野正平さんとパンとアメ 全国ロケもお供 共に自然楽しむ
 ★ニューファンドランド(ともにオス 9歳、10カ月)水難救助犬として知られるニューファンドランド犬の「パン」と「アメ」。クマのようにたくましい二匹は、火野正平さんとアウトドアライフを楽しむ相棒だ。 「ニューファンドランドは野山を駆け回るタイプの犬じゃないけど、一緒に泳げるのが楽しいんだよね。どんなに寒い日でも、水を見ると飛び込んでいって、あっという間に遠くまでスイスイ。でもうちの犬たちは遊んでばかりなので、人を救助できるような立派な犬じゃないけど」 これまでもいろいろな大型犬を飼ってきた火野さん。みなアウトドアを共に楽しむ仲間だった。 現在、火野さんはNHKBSプレミアムの番組「にっぽん縦断 こころ旅」に出演、自転車で各地を回っているが、この旅はパンとアメも一緒。 「スタッフが犬たちを車に乗せて連れてきてくれるんだよ。去年は、北海道の礼文島から沖縄の那覇まで一緒に回ったよ。こいつら野性児なんで、まさかテレビには出せないけど」 撮影の合間に、自然の中で飼い主と一緒に楽しい時間を過ごす、なんとも幸せな犬たちなのだ。山ではサルを追いかけて行ってしまうこともあるが、火野さんがピュッと口笛を吹けばすぐ戻ってくるという。しつけもバッチリだ。 「娘たちはネコみたいな室内犬を飼っているけど、俺の犬は甘やかさないから。子犬を選ぶ基準は、首根っこをつかんで持ち上げたとき、嫌がらず、だらんと力を抜いているやつ。名前はいつも呼びやすい二文字。パンは俺がパン食っているときにうちに来たから。アメは雨降っているときに来たからだよ」 素っ気なく言う火野さんだが、飼い主の前にきちんと座っている二匹に自慢げな様子。二匹ともおっとりしているが、パンの方は社交的らしく客人にゆっくり近寄り、優しくあいさつする。 「ニューファンドランドは買い物に行ったときも、安心して店先につないでおける犬だね。でもパンは、このごろ年のせいか頑固になってねえ。呼んでも面倒くさがって聞こえないふりするんだ」と苦笑する。 それでも大型犬で九歳というのは長生きだ。 「前の犬は九歳のとき、夏を越せずに死んでしまった。でもパンはまだまだ足腰が丈夫で、ピックアップトラックにもぴょんと飛び乗ってくるから、びっくりしてるよ」 この四月一日から「こころ旅」は、九州から再スタート。パンとアメも、火野さんと一緒に自然をめぐる旅を楽しみにしているに違いない。 (文・宮晶子、写真・川上智世) ひの・しょうへい 1949年、東京都生まれ。子どものころからドラマに出演。NHK大河ドラマ「国盗り物語」の秀吉役など、個性派俳優として活躍。出演情報は所属事務所「シーズ・マネージメント」のHPで。 PR情報 
 
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