サザエさん銅像 非課税に10月19日 09時12分
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東京・世田谷区の商店街が設置した、地元にゆかりの人気マンガ「サザエさん」の銅像に固定資産税が課され、商店街側が都に減免を求めていた問題で、都が銅像を非課税としたことがわかりました。東京・世田谷区桜新町の「桜新町商店街振興組合」は、「サザエさん」の原作者の長谷川町子さんが地元に住んでいたことから、地域の活性化に役立てようと、去年、都や区の補助を得て、およそ4200万円をかけて商店街の歩道にサザエさん一家の銅像12体を設置しました。
ところが、ことし6月、これらの銅像は店舗の看板などと同じだとして、1年分の固定資産税およそ59万円が課せられ、振興組合では、一部を納めた上で、銅像は公益性が高いとして都に減免を求めていました。
その結果、今月になって銅像12体の固定資産税を非課税とする通知が都から届いたということです。非課税とした理由について都固定資産評価課は「個別の案件は答えられない」として明らかにしていません。
すでに納めた税金については戻らないということですが、桜新町商店街振興組合の坂口賢一理事長は、「非課税になってほっとしている。地域の活性化のために設置したことが理解してもらえたのだと思う」と話しています。