カナダ人が持っていた卵型チョコが米国境でトラブルに

2011年01月12日 19:44 発信地:オタワ/カナダ 【写真】 【ブログ】

ドイツ・フランクフルト(Frankfurt)で、チョコレート菓子「キンダー・サプライズ(Kinder Surprise)」の中に入っている、おもちゃで遊ぶ男の子(2002年11月25日撮影)。(c)AFP/DDP/MARTIN OESER

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【1月12日 AFP】カナダから米国に入国しようとした女性が、卵型のチョコレートの中に小型のおもちゃが入ったチョコレート菓子を持っていたために、国境で止められるという事態になった。

 このチョコレート菓子は、イタリアの食品会社フェレロ(Ferrero)が生産している「キンダー・サプライズ(Kinder Surprise)」。価格は200円程度と手ごろで、カナダを含め世界各国で人気の菓子だ。

 だが米国では、子どもがチョコレートの中に入っているおもちゃを誤って飲み込んだり、喉に詰まらせる恐れがあるとして、販売が禁止されている。この菓子に限らず、米国では菓子の中に食品以外の物を入れることが禁じられているのだ。

 一方カナダの保健当局は、このチョコをひとりで割り、中のプラスチックケースからおもちゃを取り出せるほど幼児は器用ではないという判断から、子どもがおもちゃを飲み込んだり喉に詰まらせる恐れはないと認識している。

 カナダ放送協会(CBC)によると、車でカナダから米国に向かっていたリンド・バード(Lind Bird)さんは、国境で税関の抜き打ち検査にあった。バードさんの荷物から「キンダー・サプライズ」1個をみつけた税関職員は、バードさんに、米国内にこのチョコを密輸すれば300ドル(約2万5000円)ほどの罰金が科せられると警告した。

「ただの卵型チョコなのに、大騒ぎよ。ばかげてる」とリンドさんは憤慨するが、米国税関は、そうは思っていないようだ。後日、リンドさんの元には、没収された「キンダー・サプライズ」の廃棄処分執行の承諾を求める、7ページに及ぶ書簡が届いた。

「冗談だと思ったんだけど、何度呼んでも大真面目な手紙だった」(バードさん)

 手紙の内容は、もし異議申し立てをするのであれば、チョコの保存にかかる費用250ドル以上を支払うことになるというものだったという。

 米国境税関職員によると、2009年に押収されたキンダー・サプライズは2万5000個以上。主に個人によって持ち込まれ、特にクリスマスとイースターの時期に集中するという。(c)AFP

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http://www.afpbb.com/articles/-/2782202

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