【上原密着２４時】１７日（日本時間１８日）レッドソックス対タイガースのア・リーグ優勝決定シリーズ第５戦の試合前、雨の影響で屋外でのフリー打撃が中止となり、野手陣は室内ケージでの打ち込みを行った。

　それでも投手陣にとっては屋外での調整は必要不可欠で、レ軍の守護神・上原浩治投手（３８）はいつものように田沢純一投手（２７）とキャッチボール、遠投などを約１５分。その後は外野でダッシュを繰り返すと、今度はラバンギー・ブルペンコーチを相手にフォームを確認しながら、バッテリー間の距離でストレート、スプリットを強めに投げる投球練習を行った。

　ボストンやデトロイトなど米国東部は１０月も半ばを過ぎ、気温は徐々に下がり始めているが、上原は普段と変わらぬ大粒の汗を流していた。

　タ軍のマルティネスの息子マルティネス・ジュニア君（９）は試合前、同年代の子供たちとキャッチボールなどを楽しんでいた。

　ジュニア君は大ファンだという上原について「すごくカッコイイ！　あの黄色いグラブも、ストレートで空振りを奪う姿も、どれもカッコイイんだ。フェンウェイ・パークでも話したし、こっちでも話したけど、もっと話したい」とニッコリ。「今回は来ていないけど、（上原の長男の）カズ（一真君）はボクの親友」と、親子で仲が良いことも明かしてくれた。上原は今、全米で幅広い層に支持されている。（ミシガン州デトロイト発）