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【中皮腫】西成アスベスト被害 周辺住民に新たな死者

10/19 00:27

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大阪市西成区にあったアスベスト関連工場の周辺住民に健康被害が出ている問題で、住民の女性が、がんの一種=中皮腫で亡くなっていたことが明らかになりました。

支援団体によりますと、女性は2006年にアスベスト特有のがんの一種=中皮腫だとわかり54歳で死亡しました。女性は、西成区にあったアスベスト関連工場の近くで生活していました。工場周辺の住民で死亡が確認されたのは2人目です。同じように工場近くで暮らしていた女性の姉にも、肺に異常が見つかっています。姉は、「妹は『苦しい』とは、ひとつも言わなかった。我慢強いから」「私はこれからどうなるのかな。死を待つようなものやな」と話しました。西成区では、工場近くに住んでいた13人に、アスベストが原因とみられる肺の異常があることが支援団体の調査によって明らかになっています。