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2013/10
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EM菌と家づくり
EM菌というのはすでにかなりの知名度があると思います。私も20年以上前から知っているくらいですから。ただ、その頃の知識といえば、北海道のとある牧場で1年にも満たない期間ですが牛飼いと畑仕事をしていたことがあって、その牧場でEM菌を使っていたのです。EM菌を糞尿に混ぜ、それをトラクターで40ヘクタールもある牧草地に撒き、その牧草を牛に食べさせる。畑にも撒くという具合でした。私は何しろ短期間従事していただけでしたので、長期的な効果などはこの目で確かめたわけではありませんが、少なくとも糞尿の臭いが見事にしないことだけは太鼓判を押します。

EM菌というのは自然界に存在する有用な微生物群を液体の中で混ぜ合わせて作るものです。微生物群は好気性菌と兼気性菌に二分されますが、自然界では共存しています。太古からある微生物群が共存共栄したものが異なわらや雑草・生ごみなどと一緒に土壌に入ると、土壌は急速に肥沃化していって、ミミズはど有用な土壌生物がいちぢるしく増加し、その結果作物がよく育つようになるというものです。この有用微生物群すなわちEM菌を作り上げ広めていったのが琉球大学の比嘉照男教授です。

有機農法としてはすでにかなりの実績・定評があり、あの北朝鮮でも数百箇所以上のEM工場が作られているということです。菌が繁殖する条件さえ確保すれば勝手に増殖してくれるのですから費用もかからない上、効果抜群なので国を上げて取り組んでいるのでしょう。

さて、EM菌の持つ性能をまとめれば抗酸化力・触媒作用だということです。言い方を変えれば蘇生能力に優れているともいえます。汚染されているものを組成させる能力があるということです。ですから、農業分野だけでなく、様々な分野で使えます。

たとえば、放射能汚染対策でも有効だとのことです。EMを散布することで、ストロンチウム90やセシウム137などの放射線が、年間15-20%も減少することが明らかとなっております。、また、放射能汚染された農地で取れた栽培された作物を食べて発生する人体の内部汚染に対し、EM・X(EM由来の抗酸化物質)を使用すると30-40日で検出不可能になるレベルにまで排出されるそうです。この効果はベラルーシ政府に認められ、放射能対策対応物質としても登録されているそうです。

建築分野においては、生コンクリートにEMを入れると、セメント粒子の結合が強化され、長持ちします。また、抗酸化作用で鉄筋をさびにくくさせる効果もあります。因みに、200年住宅ということを福田元首相が提唱したことがあります。ただ、住宅の寿命は、漏水で木材がやられない限りは基礎のコンクリートが住宅寿命を決定付けます。それは、コンクリートは中性化し、鉄筋の酸化を防ぎきれなくなった所で耐力ががくんと落ちるからです。状況にもよりますが約60年くらいから耐力低下が始まると言われています。この住宅の耐久年数のネックを改善できるのです。また、電磁波を無害化する作用もあるそうです。シロアリ・ダニ・ゴキブリなどの対策にも効果があるそうです。液状ですから、左官材料や塗料にも混ぜて使うことも可能です。EMをくまなく導入した住宅は、そこに住む人を健康にし、病気になった人も癒されるという話です。

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(非公開コメント受付中)

プロフィール

Author:三浦弘勝
■出身地:山形県酒田市
■生年月日:1956年2月15日
■性別:男
■出身校:明治大学工学部建築学科
■職業:建築設計(主として住宅)+CMr
■時間があったらやりたいこと:釣り・楽器演奏・旅行
■好きな音楽:メロディーが良くて、ゆったりした音楽ならジャンルを問わず
■好きな小説:浅田次郎・山本周五郎などの人情小説

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