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土砂災害の揺れか 地震計4回捉える10月17日 19時40分
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伊豆大島で発生した大規模な土砂災害で現場付近に設置された東京大学の地震計が、地震とは異なる地盤の揺れを16日の午前2時すぎから4回捉えていたことが分かりました。
専門家は、土砂災害の揺れを捉えたと分析しています。
東京大学地震研究所は、伊豆大島で発生した大規模な土砂災害が地震計で捉えられていないか観測データを詳しく調べました。
その結果、大規模な土砂災害が発生した現場から1.5キロほど離れた元町の黒ママにある観測所では、16日午前2時3分からおよそ1分にわたり、通常の地震とは異なる長くゆっくりとした揺れが観測されていました。
同じような揺れはおよそ20分後の午前2時22分と2時32分、さらに2時37分と30分余りの間に4回にわたって観測されていました。
このうち、午前2時32分と37分の揺れは特に揺れが大きく、継続時間も3分から4分と長かったということです。
地盤の揺れは島内にある24の観測所のうち少なくとも11の地点で観測され、波形の形からいずれも地震や火山活動に伴う揺れと異なることから、東京大学地震研究所では土砂災害で大きくずれ動いたと分析しています。
分析にあたった渡邉篤志技術専門職員は「現場付近で体に感じるほどの比較的大きな揺れだったと考えられる。複数の地点で揺れが観測されていることから、今後データを分析して、詳しい発生地点の調査に役立てることができる」と話しています。
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