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最終更新:2013年10月18日(金) 17時46分

「本気で死にたい」就活学生の2割が回答

「本気で死にたい」就活学生の2割が回答

 20代の若者による自殺のうち、就職に失敗したことが原因の、いわゆる“就活自殺”が増えています。こうした中、就職活動中の学生への意識調査で2割の学生が「本気で死にたい」と考えたことがあると回答しました。

 警察庁の統計では、去年、全国の自殺者の数は15年ぶりに3万人を下回りましたが、20代の若者の自殺が増加していて、このうち、“就活自殺”したとみられる若者は149人に上っています

 さらに、東京のNPO法人が7月に都内で就職活動中の大学生122人を対象に意識調査を行ったところ、2割にあたる26人が「本気で死にたい。消えたい」などと考えたことがあると回答しました。

 「正社員にならなければ、生活が成り立たないというくらい、安定的な職に緊急避難的にでも就かなくてはならないという意識が非常に強いのではないか」(NPO法人「ライフリンク」 清水康之 代表)

 背景には、内定を取れないことに対する不安や焦りに加えて、7割の学生が企業側から不採用の連絡すら無かったという経験もしていて、企業の対応も問われています。(18日17:37)

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