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【スポーツ】亜大5連覇 九里、初の優勝投手2013年10月18日 紙面から
◇東都大学野球<第6週第3日>亜大4−3国学院大(17日・神宮) 亜大が4−3で国学院大を破って勝ち点を4とし、5季連続22度目のリーグ優勝を決めた。国学院大は勝ち点で亜大に並んでも勝率で上回れなくなった。リーグ5連覇は2009年春の東洋大以来で史上3校目。今秋ドラフト候補の九里亜蓮投手(4年・岡山理大付)がシーズン自己最多に並ぶ今季5勝目。亜大は11月16日からの明治神宮大会で06年以来の優勝を目指す。中大は9−3で駒大に雪辱した。 マウンド上で、がっちり抱き合った九里−嶺井のバッテリーを中心に亜大の歓喜の輪ができた。初の優勝投手となったエース九里は「終わった瞬間はこんなものかなと思った。嶺井が駆け寄ってきて実感しました」と喜びをかみしめた。 国学院大の粘りを九里が断ち切った。2点の先制を許したが大崩れすることなく、味方の失策があった8回無死一、三塁も最少失点でしのいだ。すべて完投で今春に並ぶ自己最多の5勝。1−0での勝ちも、7−5での勝ちもあった。どんな展開でも勝利に導き、優勝の原動力となったエースを、生田勉監督(47)は「チームの柱として頼もしかった」と絶賛した。 7月の日米野球メンバーから漏れたことが、九里を成長させた。「実力のなさを実感した。力をつけないといけないと思った」。今春はリーグMVPに輝いたが、代表候補合宿で打たれ、後輩の山崎が代表に選ばれ、自分は落選。さらに上を目指すために、夏場に猛練習し、今季はトルネード投法を試すなど試行錯誤を続けた。 生田監督が最も評価したのはメンタル面の成長。「ピンチでマウンドに行くとおどおどしていたこともあったが、全くなくなった」。国学院大1回戦、9回のピンチにマウンドに行った生田監督は何も言わずに、九里の目をじっと見つめた。それだけですべてが伝わるほどの信頼感が今季はあった。 5連覇したが、ゴールはまだ先だ。戦国東都で昨シーズンまで4連覇したものの、神宮大会、大学選手権では4季連続で優勝を逃した。今季は大学日本一になることを目標にトーナメントのつもりで戦った結果の優勝だった。「まだ納得のいくボールは少ない。もっとレベルアップして神宮大会に臨みたい」と九里。大学野球の集大成を日本一で飾る。(小原栄二) PR情報
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