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【芸能・社会】関ジャニ 安田章大 映画「ばしゃ馬さんとビッグマウス」で単独主演2013年10月18日 紙面から 映画「ばしゃ馬さんとビッグマウス」(11月2日公開、吉田恵輔監督)で女優麻生久美子(35)とともにW主演を務めた関ジャニ∞の安田章大(29)が17日、本紙のインタビューに応じ、夢とどう向き合うかを描く本作への思いと、自身の夢を語った。 (石井知明) 映画は、脚本家になる夢をあきらめきれずもがく馬淵(麻生)と、大口をたたいてばかりの天童(安田)が、ぶつかりながら「夢」にあらためて向き合う姿を描く。 安田は昨年の「エイトレンジャー」で関ジャニ∞として主演したが、個人の映画主演は初めて。ビッグマウスだがどこか憎めない天童を、安田は「脳みそで考えず、口が勝手に動いている」ように演じた。 「バーッとしゃべるときって一点を見てることが多いでしょう。視線を定めてしゃべってから、最後に相手に(視線を)投げるんです」。鋭い観察眼で難役をものにした。 苦しんで栄光をつかむというありがちな物語ではない。「夢はかなうことがすべてじゃない、とあらためて考えました。馬淵の気持ちがすごくわかる」。その裏には、デビュー前後に人知れず重ねた苦労がある。 家族が履歴書を送ったのがきっかけで、97年にジャニーズ事務所入り。02年に関ジャニ∞を結成し04年デビュー。昨年はツアーで80万人超を動員する人気ぶりで、NHK紅白歌合戦に初出場を果たしたが、デビュー当初はキャパ約1000人の大阪松竹座が満員になるまで3年かかった。 「17、18歳のころは服屋でアルバイトしていて、デザインが好きだったし、もうこっちの道に行くしかないか…と考えたこともある。親やスタッフさんに『やめる』と言ったこともあります」 映画では馬淵が「夢をかなえるのが難しいのは分かってたけど、夢をあきらめるってこんなに難しいの?」と泣きながら訴える。 安田はしみじみと振り返った。「大阪駅前で丸山(隆平)と弾き語りをしたこともある。最初はこの世界にまったく興味がなかったのに、ここまで執着して頑張ろうとしている自分が不思議でした。この“ばしゃ馬さん”みたいに、一度足を踏み入れた以上、あきらめるのが難しかったんでしょうね」 「つらい思いがバネになって、いま頑張ろうと思えるんだな、と痛感してます」。夢と向き合ってきたから、新たな夢も見えてきた。 「個人では他のグループに曲を書いてみたい。グループではテレビでコントをやったことがないので、『8時だョ!全員集合』みたいなつくり込んだコントをやってみたい。やったことのないものに挑戦し続けたいです」 ◆野望は大きくこの日は東京・新宿バルト9で完成披露イベントが開かれ、2020年の東京オリンピック開催決定を受けて、麻生と安田が7年後の野望を「ビッグマウス」風に語ることに。麻生は「アイアンマンが好きなので、『5』あたりに出演したい」とハリウッド進出を宣言し、安田は「関ジャニ∞でワールドツアーをしたい」と大きな夢を打ち明けた。 ◆W主演・麻生久美子も「感謝」麻生は初共演の安田を「すごくすてきな俳優さん。あらためてお芝居って面白いなと思えた。感謝してます」とたたえ、「撮影初日から積極的に話し掛けてくれて、うれしかった。そうしてできた空気感が、映画に出ていると思う」と語った。 映画では馬淵の言葉が天童を変えていくが、自身の生き方を変えた言葉はあるかと聞くと、「小さいころ、自分が世界で一番かわいいと思っているイタい女の子だったんです。でも、小学校の高学年で、クラスの女の子に『ブリっ子!』って言われて、ものすごく傷ついて…」と告白。「でも、そこから自分を引いて見ることが大事なんだと思って、だんだん大人になっていきました。言われてよかったです」とうなずいていた。 また、吉田監督は安田の起用理由について「芝居は見たことなかったけど、バラエティー番組でのしゃべり方で『いける』と思った」と明かす。2人の絶妙な雰囲気をあらためて振り返り、「俺ってキャスティングうまいな」とおどけつつ、「計算以上でした。2人に感謝です」と話した。 <あらすじ> 学生時代からシナリオライターを目指しているが、30歳を過ぎても芽が出ない馬淵みち代は、新たに通い始めたシナリオスクールで、自信過剰な年下の男・天童義美に出会う。ストイックで、ばしゃ馬のように必死な馬淵は、ビッグマウスを連発する天童にイライラするが、天童は馬淵に一目ぼれしてしまう。 PR情報
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