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【大リーグ】ドジャース、崖っぷちで踏みとどまる PSでの球団最多タイの1試合4発で快勝2013年10月18日 紙面から ◇NLCS第5戦(16日・ロサンゼルス)ドジャース6−4カージナルス負けられない一戦で“静かなる男”が燃えた。1勝3敗で迎えた第5戦。流れを変えたのは、4番エイドリアン・ゴンザレス(31)の特大弾とミッキーマウスの物まねだった。 「速球だけを待っていたんだ。地元のファンの前で終わるわけにはいかなかったからね」 本拠地を興奮させた一発は同点に追い付かれた直後の3回。相手先発右腕ケリーの4球目を軽く振り抜くと、打球は右翼席の最上段へ。自己最長には2フィート届かなかったものの、今季球団最長となる450フィート(約137メートル)弾で勝ち越すと、ベンチに戻る間際には両手を耳に当てる「ミッキーマウスのポーズ」でファンを喜ばせた。 「ちょっとしたお遊びだよ。彼ら(カ軍)に対してじゃない」 第3戦で適時二塁打を放った際に、カ軍エースのウェインライトから「ミッキーのようにはしゃぎやがって」と文句をつけられた因縁のキャラクター。かつて「地球上で最も物静かな30本塁打、100打点男」と呼ばれたスラッガーが見せた“ちゃめっ気”に、チームも波に乗る。5回にはレギュラーシーズン6本塁打のクロフォードが右翼へPS4本目となるソロアーチ。7回にはA・エリスが左翼へソロアーチを放り込む。トドメは8回。ゴンザレスが2本目のソロアーチを右翼へ突き刺し、試合を決めた。 「ゴンザレスの最初の本塁打が大きかった。リードを取り戻してくれた」。マッティングリー監督もポイントに挙げた文字どおりビッグな一発。今LCSは第4戦まで本塁打なしだった打線が一転、1試合4発はPSでの球団タイ記録だ。豪快な“花火大会”で快勝し、迎える第6戦の舞台は敵地セントルイス。まだ崖っぷちの状況には違いないが、チームの誰も終戦を考えていないのはクラブハウスに書かれた一文、「ボストン(レッドソックス)かデトロイト(タイガース)に向けて荷造りするように。ジャケットは持参でよろしく」が示している。 見据えているのはア・リーグ覇者とのワールドシリーズ(WS)。頂点を極めた後には、きっとディズニーランド以上に盛り上がる優勝パレードが待っている。 PR情報
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