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囲碁 井山五冠が大三冠達成10月17日 21時1分
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囲碁の3大タイトルの1つ、名人戦の第5局が17日、甲府市で行われ、挑戦者の井山裕太五冠がタイトル保持者の山下敬吾名人を破って名人位を獲得し、史上2人目の3大タイトルを同時に保持する「大三冠」を達成しました。
囲碁の第38期名人戦の七番勝負は、タイトルを持つ山下敬吾名人に井山裕太五冠が挑み、第5局が16日から17日にかけて甲府市のホテルで行われました。
対局は、ここまで3勝1敗と、タイトル獲得を目前にしていた井山さんが、序盤の劣勢を終盤に巻き返し、17日午後8時3分、258手で黒番4目半勝ちし、タイトルを獲得しました。
井山さんは、ことし3月、囲碁の7大タイトルのうち、6つを同時に保持する六冠を史上初めて達成したあと、全タイトルの制覇を目指していましたが、4月に「十段」のタイトルを奪われ、五冠に後退していました。
今回、名人位を獲得したことで、趙治勲二十五世本因坊以来、2人目となる棋聖、名人、本因坊の3大タイトルを同時に保持する「大三冠」を達成しました。
また、これで保持するタイトルは再び6つとなり、史上初の七冠達成に一歩近づきました。
対局後、井山さんは「十段を失った時は、またタイトルを増やすのは難しいと思っていた。七冠を目指すのは気が遠くなるようなことで、まずは目の前に集中して戦っていきたい」と話していました。
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