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ラーメンを語り出したら止まらない!会社帰りも休日もラーメン三昧のOL本谷亜紀が女子にウケるラーメンをナビゲート

玉泉亭

2013.10.18

テーマ「関東のご当地ラーメン(神奈川県) サンマーメン」

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玉泉亭_麺スープと餡の境目がくっきりとわかるくらい、餡がトロトロ
玉泉亭_メイン細麺なのに最後までコシがあります

 皆さんこんにちは。サンマーメン特集の後半は、本場の横浜のお店をレポートします。横浜でサンマーメンを検索してみると本当にたくさんのお店がヒットしてびっくりしました。今回は、その中でも老舗で有名な「玉泉亭」にお邪魔しました。
 テーブル席がメインの広い店内はお昼過ぎの時間にも関わらず多くのお客様で賑わっていました。地元の方に愛されているのが伝わってきますね。
 こちらのお店の創業はなんと大正7年。当時は西洋料埋、中華料理、日本料埋がそろう大衆食堂でした。「三国料理」を扱う店として有名になりました。そして二代目の時にサンマーメンを始めてから、ずっと人気のメニューとなっているそうです。かなり古い歴史があるんですね。


井田店長昔の写真と共に。店長の井田さん。写真の裏には名前が記されていました。

「あっという間にできちゃうのよ」と店長の井田さんがおっしゃるとおり、注文してからすぐにおいしそうなサンマーメン(600円)が運ばれてきました。年季の入った器も味があってステキです。
 野菜のシャキシャキ感を出すために強火でさっと炒めるのがポイントだそうです。
 餡にはもやし・キャベツ・玉ねぎ・ニンジン・きくらげ・ほうれん草と豚バラがたっぷりと入っています。他店よりも色が白い餡は隠し味に砂糖が入っていることで野菜の甘さがさらに引き立っていました!
 スープの醤油味は少し濃い目なのですが、トロリとした餡がだんだんと溶けていくので最後にはマイルドな味へと変化します。脂っこいイメージを持ってしまう中華のラーメンですが、サンマーメンは日本生まれの麺料理なので魚介スープが効いていてさっぱりといただくことができます。
 麺は細めで、少し固めのゆで加減なので、時間が経ってもコシを楽しむことができます。
 最後の方になったらお酢を入れてもおいしいですよ。初めて食べるのにどこが懐かしい味と感じる方も多いのではないでしょうか?
「サンマーメンが横浜にしかないと知ったのは、取材されるようになってから」と井田さん。横浜の方にとっては、いつも側にある麺料理なんですね。こちらは老舗ですが、老若男女楽しめる優しい味でした。


  • 餡砂糖が隠し味なんて意外!
  • 本最初に取材を受けた時の本。当時ラーメンは350円
  • 酢お酢をかけるとさらにスルスルいけちゃいます
  • 自転車年季の入った自転車。出前に使うのでしょうか

 

玉泉亭
住所 横浜市中区伊勢佐木町5-127
TEL 045-251-5630
営業時間 11:30~21:30
休業日 火(祝日は営業)

本谷亜紀

本谷亜紀1988年埼玉県生まれ。幼少よりラーメンに親しみ、高校時代に食べ歩きを始める。大学入学後は、食べ歩きサークルを主宰する傍ら、2010年より『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)で”ラーメン女子大生”として活動を開始。大学卒業後はラーメン評論家としての活動を本格化。
昨年は、らあめん花月嵐の期間限定メニュー「ベジラーメン菜菜」をプロデュースした他、「森田一義アワー 笑っていいとも!」のコーナー「私立 その道のプロ高校」において「ラーメンまる秘攻略術」と題し、2週連続で講師役を務め、さらには、FRIDAY、グランドジャンプ『ラーメンOL本谷亜紀の麺活!!』で連載を受け持つなど幅広く活動。
「ラーメンは美味しく楽しく」がモットー。年間350杯程度を食す。[著書]『日本初の[女性ラーメン評論家]になっちゃいました!』(扶桑社)
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