ベラルーシ戦では厳しいマークにあった本田(中央)。ブラジルW杯での“いばらの道”を考えれば、こんなところで負けている場合じゃない【拡大】
抽選のルール上、欧州の非シード国と必ず1次リーグで同組になる日本にとって、“死の組”入りが現実的になった。16強に進出した前回大会のデンマークの枠にイタリアなどが入る可能性があり、3連敗した6月のコンフェデ杯と同じ「ブラジル&イタリア」、メッシとC・ロナウドが同居する「アルゼンチン&ポルトガル」という組み合わせもあり得る。
欧州遠征ではW杯出場を逃したセルビア、ベラルーシに無得点で2連敗したザック・ジャパン。“死の組”に入れば、現状ではMF本田らが掲げる「W杯優勝」どころか1次リーグ2位以上での16強進出すら危うい。オランダ、ベルギー(予定)と戦う11月の欧州遠征は、W杯への大きな試金石となりそうだ。
ブラジルW杯1次リーグ組み合わせ抽選の方式
12月6日(日本時間7日午前1時)にブラジル・サルバドル郊外で開催。出場32チームが4つのポッド(枠)に分けられ、開催国のブラジルと10月のFIFAランキング上位7チームがシード国((1))となる。その他の3ポッドは順位と無関係に大陸別で分けられ、日本などアジア、北中米カリブ海、南米、アフリカ((2)と(3))、非シードの欧州((4))で構成される。1次リーグA~Hの8組に各ポッドから抽選で1チームずつを選出。(2)か(3)のアジアは必ず(1)、(4)と同組になる。
(紙面から)