:2013/10/17 (木) 23:31
ドル円は97円台後半での推移が継続。米財政協議は可決したもののドルは売りが優勢となっておりドル円を圧迫している。
理由としては以下の三点が考えられる。
一つ目は米国債利回りが低下していることがドルを圧迫。米財政協議がひとまず落ち着いたことで、短期国債(T-BILL)が急低下しており、長期債にもその流れが波及。
二つ目はあくまで今回の合意は暫定措置で、根本的な解決には至っていない。再度、繰り返される可能性があり、まだまだ未知数な部分が多い。
三つ目は米経済への影響がどの程度出るか不透明。これについては、FRBによる年内縮小開始、2014年半ばに終了というQEに関するマイルストーンが変更になる可能性を含む。
以上の3点から財政協議は合意に達したもののドル売りの反応になっている要因とも考えられる。
USD/JPY 97.83