シカゴ連銀総裁:緩和縮小は先送り-政府閉鎖で指標発表に遅れ
10月17日(ブルームバーグ):シカゴ連銀のエバンス総裁は政府機関閉鎖の影響で経済統計の発表が遅れていることを受け、金融当局は資産購入のペースを減速させるべきではないと述べた。
エバンス総裁は17日、ウィスコンシン州マディソンで講演。講演原稿によると、同総裁は「統計だけが景気状況を示す唯一の材料だ。それが今はあまりない」と述べ、「9月に入手した経済統計だけでは不確定であり、それ以降は政府機関の閉鎖に伴い情報が入ってこなくなった」と続けた。
さらに、「今は緩和策を解除する時期ではない」と指摘、「量的緩和第3弾での資産購入ペースを調整する時期が来たと判断するには、まだ経済統計が十分にそろっていない」と語った。
原題:Fed’s Evans Sees QE Tapering Postponed After Data Shutdown(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Joshua Zumbrun jzumbrun@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/10/18 03:57 JSTニュース一覧
注目のセクション