Updated: Tokyo  2013/10/18 04:07  |  New York  2013/10/17 15:07  |  London  2013/10/17 20:07
 

フィラデルフィア連銀景況指数:10月は19.8に低下、予想上回る

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  10月17日(ブルームバーグ):米フィラデルフィア地区の製造業景況指数は10月に低下したものの、市場予想を上回る水準で推移した。

フィラデルフィア連銀が発表した10月の同地区製造業景況指数 は19.8と、前月の22.3から低下した。前月は約2年ぶり高水準だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の予想中央値は15だった。同指数はゼロが拡大と縮小の境目を示す。

ハイ・フリークエンシー・エコノミクス(HFE)の米国担当チーフエコノミスト、ジム・オサリバン氏(ニューヨーク在勤)は統計発表前に、「株式や住宅市場は改善している。ここ最近の数カ月は輸入の数字も改善していた」と指摘。「今回の政治的な混乱の前は、製造業は好調だった。この状況を乗り越えればトレンドはまだ変わらないと考える」と述べた。

項目別に見ると新規受注 は27.5と、前月の21.2から上昇し、2011年3月以来の高水準。出荷指数 は20.4と、前月の21.2から低下した。雇用 は15.4で、前月の10.3を上回り、11年5月以来の高い水準となった。一方、雇用の先行指標となる週平均労働時間 は8.5と、前月の12.2から3.7ポイント低下した。

6カ月先の景況感を示す見通し指数 は前月から2.6ポイント上昇して60.8と、2003年9月以来の高水準。同年9月は前回の景気拡大局面のピークとなった。

原題:Manufacturing in Philadelphia Expands More Than Forecast(1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net

更新日時: 2013/10/18 00:46 JST

 
 
 
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