Updated: Tokyo  2013/10/18 04:06  |  New York  2013/10/17 15:06  |  London  2013/10/17 20:06
 

米新規失業保険申請件数:35.8万件に減少-市場予想は上回る

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  10月17日(ブルームバーグ):先週の米新規失業保険申請件数は市場予想を上回った。カリフォルニア州では引き続き未処理分の手続きが続けられている。また連邦政府機関閉鎖の影響を見極めるには時間がかかるとみられる。

米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万5000件減少 して35万8000件となった。前週は37万3000件(速報値は37万4000件)。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は33万5000件だった。

労働省の広報担当官は統計発表時に、カリフォルニア州の申請件数は依然として高水準が続いているほか、連邦政府閉鎖の影響で失職した民間企業の従業員の申請も含まれていると説明した。

BNPパリバのエコノミスト、イレーナ・シュルヤティエバ氏(ニューヨーク在勤)は「連邦政府が閉鎖していたためにまだ異例の高水準が続いている。そしてカリフォルニア州の問題もある」と述べ、「特殊要因を除くと申請件数全体は健全かつ正常ともいえる水準まで減少した。しかし必ずしもこの先、雇用の伸びが加速するわけではない。雇用創出が必要だが、まだそれは見えてこない」と続けた。

より変動の少ない4週移動平均は33万6500件と、前週の32万4750件から増加した。

失業保険の継続受給者数は10月5日までの1週間で4万3000人減少して286万人だった。

原題:Jobless Claims in U.S. Fall Less Than Forecast onCalifornia (2)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Alexandre Tanzi atanzi@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net

更新日時: 2013/10/17 23:07 JST

 
 
 
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