UPDATE 1-米新規失業保険申請件数は35.8万件に減少、予想は上回る

2013年 10月 17日 23:16 JST
 
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(内容を追加しました)
    [ワシントン 17日 ロイター] - 米労働省が17日発表した10月12日まで
の週の新規失業保険週間申請件数は季節調整済みで35万8000件となり、約半年ぶり
の高水準だった前週から1万5000件減少した。
    ただ、カリフォルニア州でのシステム問題の影響が残るなか、33万5000件への
減少を見込んでいたエコノミスト予想よりは小幅な減少幅にとどまった。
    カリフォルニア州ではシステム更新に伴う技術上のトラブルから申請処理が滞ってい
た経緯があり、労働省のアナリストは同州の申請件数について、前週とほぼ同水準にとど
まったと指摘した。
    同アナリストはまた、政府機関閉鎖の影響を受けた非連邦職員による申請に目立った
増加は見られなかったとした。
    2週間以上続いた政府機関の一部閉鎖は、議会が16日夜に1月半ばまでの暫定予算
と2月7日までの債務上限引き上げを承認したことで解除された。
    政府機関の一部閉鎖が始まった10月5日までの週は、連邦職員の失業保険申請が7
万0068件となった。
    
    スターン・アジー・アンド・リーチの首席エコノミスト、リンゼー・ピエザ氏は「失
業保険申請統計は依然としてシステムトラブルやその他の一時的な要因に影響されている
」とし、「意味のある分析は難しい」との見方を示した。
    統計発表を受けた市場の反応は限定的だった。
    
    4週間移動平均は1万1750件増の33万6500件。
    10月5日までの週の受給総数は286万件と、前週から4万3000件減少した。
    
    今回の統計は10月雇用統計の集計時期と重なっているが、政府機関閉鎖の影響で9
月の雇用統計発表が延期されていることから、米労働市場の現状を明確に把握することは
難しい。 
    
    *新規失業保険申請件数のグラフィックはこちらをご覧ください。
    link.reuters.com/xew34t
    
    統計の詳細は以下の通り。
    
  (失業保険・Rは修正値)
  日付までの週  申請件数  4週間移動平均   受給総数    受給者比率(%)
   10/12/13       358,000       336,500             N/A         N/A 
   10/05/13       373,000-R     324,750-R     2,859,000         2.2 
   09/28/13       308,000       305,000       2,902,000-R       2.2 
   09/21/13       307,000       308,750       2,921,000         2.2 
   09/14/13       311,000       315,250       2,821,000         2.2 
   09/07/13       294,000       321,750       2,788,000         2.1  
   08/31/13       323,000       328,750       2,815,000         2.2   
   08/24/13       333,000       331,750       2,944,000         2.3   
    
  エコノミスト予想
    申請件数: 335,000 
    受給総数: 2.915 mln
 
 
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*統計に基づく世論調査ではありません。