尼崎連続変死:皆吉さん事件、美代子元被告ら書類送検
毎日新聞 2013年10月15日 11時29分(最終更新 10月15日 13時04分)
兵庫県尼崎市の連続変死事件で、和歌山県のホテルで住み込みで働いていた皆吉初代さん(当時59歳)を連れ去り、暴行して2009年6月に死亡させたとして、兵庫県警などの合同捜査本部は15日、自殺した角田美代子元被告(同64歳)と、民家床下から遺体で見つかった皆吉さんの長女(同26歳)を加害目的略取と傷害致死の疑いで書類送検した。神戸地検は容疑者死亡で不起訴にする方針。
送検容疑は、美代子元被告の親族らと共謀し、07年12月上旬、皆吉さんを暴行目的で連れ去り、08年2〜3月、美代子元被告の自宅などで暴行して脳出血などで死亡させた、としている。
一方、皆吉さん事件で再逮捕された親族ら7人について、地検は16日、加害目的略取や傷害致死の罪で起訴する。【井上卓也】