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できごと
【関西の議論】セクハラ、パワハラ公募「東成区長」が“反省文”の2週間後に市民に“逆ギレ”した一部始終…質悪すぎ、区政は崩壊状態
「今さらそんなこと言っても遅いねん。それなら、処分されなさんな」。市民側から激しい突っ込みが入った。壁際に並んでいた区の職員たちはうつむき押し黙ったまま。その様子を聞いた別の職員はため息をもらしながら語った。
「区長が『逆ギレ』しただけと受け止められただろう。もう少し聞く耳をもってほしかった」
好きな人は「マザー・テレサ」
趣味はDVDの映画鑑賞、マイブームはメタボ解消-。森区長を紹介する区役所のホームページには、笑みを浮かべる顔写真とともに、プロフィルが記されている。出版販売会社勤務などを経て、民間研究所の代表から公募で区長に選ばれた。
「好きな人」として、病気の人や貧しい人の救済に生涯をささげ、ノーベル平和賞を受賞した「マザー・テレサ」の名を挙げる。
こうしたプロフィルから浮かぶ穏やかな人物像と、公務員としての立ち振る舞いとの間には大きな落差がある。森区長は部下の女性職員の体を触ったり、「今から昼下がりの情事に(行く)」と大声で言ったなどとして、9月13日に減給10分の1(1カ月)の懲戒処分を受けた。
さらに11日後に森区長が市幹部に出した「区政運営、区役所の組織マネジメントの改善について」という題の文書が物議を醸した。
「多くの職員の前で職員を叱り、手帳で机をたたき、総務課長から注意を受けた」
「職員の士気の低下を指摘されていたが、回復に努めてこなかった」
「独断的な組織編制、人事異動を画策」
文書には自らの問題点が記され、反省の言葉が並んだ。改善策の1つとして「パワーハラスメントに関する図書を読むとともに、研修を受講する」とも書かれていた。
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