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事件
【尼崎連続変死事件】川村被告、被告人質問で「毎日怒鳴られた」
2013.9.30 21:45
兵庫県尼崎市の連続変死・行方不明事件発覚の端緒となった大江和子さん=当時(66)=のドラム缶遺体事件で、傷害致死罪などに問われた同市の無職、川村博之被告(43)ら3被告の裁判員裁判の公判が30日、神戸地裁(細井正弘裁判長)で開かれた。この日は被告人質問が行われ、川村被告が事件の主犯格とされる角田美代子元被告=自殺、当時(64)=に退職に追い込まれた経緯や心情などを明かした。
川村被告は、大江さんの次女の元夫。私鉄に勤務していたが、美代子元被告から「仕事を辞めないなら家族をめちゃくちゃにしたるわ」と脅されたと説明。「毎日怒鳴られ続け、辞めたらこの日々から終わると思った」と退職の経緯を述べる一方、「怒ると怖いが、きちんと対応すれば認めてもらえてうれしかった。悪い人ではないと感じていた」と振り返った。
この日は美代子元被告を知る川村被告の兄も証人出廷し、「反論すると5倍、10倍で言い返された。頭の回転が早く、思い通りに家族会議が進められた」と証言した。
起訴状によると、川村被告らは元被告と共謀し、平成23年7~9月、大江さんの飲み水や食事を制限し、頭を殴るなどの虐待で衰弱死させたとされる。
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