夕刊フジ 10月11日(金)16時56分配信
女優でモデルの杏(27)が主演するNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(月曜〜金曜午前8時)が好調だ。9月30日の放送開始以来、一度も視聴率20%を割り込まない健闘ぶり。好発進のワケは?
社会現象ともなった前作「あまちゃん」の後だけに、視聴者の反応を危ぶむ向きもあった「ごちそうさん」。ふたを開けてみると、第1週の平均視聴率は初回の22・0%を皮切りに全6話すべてが20%超え。7、8日放送回もそれぞれ21・7%、21・4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と8話連続で20%超え。視聴者の食いつきは上々だ。
東京の洋食店・開明軒の名物食いしん坊娘・め以子(杏)が、東出昌大(25)演じる偏屈な大阪男・悠太郎に恋をして、食いだおれの街・大阪に嫁ぎ、大正、昭和をたくましく生きながら成長する姿を描く。開明軒のモデルは東京・日本橋の老舗・たいめいけんと言われている。
「あまちゃん」に勝るとも劣らない“味わい”とは? 朝ドラに詳しいライター、田幸和歌子氏によると、3つのポイントがあるという。
まず「誠実、丁寧な作りの王道朝ドラ」。「『あまちゃん』はトリッキーさ、スピード感、満載の小ネタが詰まった多彩な色合いを持つ振幅の大きいドラマでしたが、『ごちそうさん』の色合いは1つ。でも主人公の見ていて爽快なほどの食い気、その父の料理にかける情熱、おばあちゃんの温かみ、友達の優しさなど、さまざまな温度があります」
そしてもう1つの主役ともいえる料理が「おいしそう」なのだ。映画「かもめ食堂」をはじめヒット映画やCMなどを多数手掛ける人気フードコーディネーターの飯島奈美氏の監修が大きい。
「オムレツのトロッと感はたまりません。朝ドラは『おいしそう』と思わせる感覚が大事で、元気が出てきます。劇中に登場した『食べたい気持ちが強いってのは、生きる力が強いってことさ』というせりふの通り、まさに『食=生命力のドラマ』です」
杏にも注目だ。「朝ドラヒロインとしては規格外の“大きさ”は特筆モノ」と田幸氏。
「朝ドラヒロインの多くは、背が高くなく、丸顔、童顔系が多かった。杏さんのように小顔+長身の例は近年の『ゲゲゲの女房』の松下奈緒さん、『瞳』の榮倉奈々さんくらい。そして、声が大きいなど『がさつ』という役設定では杏さんの持ち味である知的さが生かされにくい。演技力を磨いてきている彼女がどう成長し、新たな一面を見せてくれるかがとても楽しみ」
3大ポイントに加え、「あまちゃん」でも光った練られたキャスティングもチェックどころだ。意外な共通点もある。
変人の帝大生を演じる東出は、「あまちゃん」で若い頃の大吉を演じていた。加えて、め以子の子供時代を、6歳にして芸歴6年、ポスト芦田愛菜とも呼ばれる売れっ子子役の豊嶋花が演じている。花は「あまちゃん」で小泉今日子(47)が演じていた天野春子の少女時代を演じていた。
ちゃっかり「あまちゃん」のオイシイところも練り込んでいた「ごちそうさん」。まだ前菜段階だが、お味はなかなかのデキか。
最終更新:10月11日(金)18時0分
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