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放射性物質 海へ通じる側溝で最高値10月17日 4時49分
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東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水をためるタンクの近くを通って海につながる側溝の下流で、ベータ線という種類の放射線を出す放射性物質が、1リットル当たり1400ベクレルとこれまでで最も高い値で検出されました。
東京電力は、台風の雨で濃度が高くなったとみて、海への影響を調べることにしています。
福島第一原発では、山側にある汚染水をためるタンクからの水漏れの影響を調べるため、タンクの近くを通って海につながる側溝で水に含まれる放射性物質の濃度を毎日、測定しています。
16日の測定の結果、下流側の海から150メートルの地点で、ベータ線という種類の放射線を出す放射性物質が、15日に比べ、70倍以上に当たる1リットル当たる1400ベクレルと、測定を始めたことし8月以降で最も高い値で検出されました。
またこの側溝の上流側の3地点でも、同じ種類の放射性物質の濃度が1リットル当たり2000ベクレルから、2300ベクレルとこれまでで最も高い値で測定されました。
東京電力は、台風の雨で側溝近くの汚染された土壌などが流れ込み濃度が高くなったとみて、今後、側溝の清掃を行うことにしています。
またこの側溝がつながる原発の港の外の海では、台風の影響で測定ができておらず、東京電力は今後海への影響を調べることにしています。
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