安倍晋三首相は17日、参院代表質問で、特定秘密保護法案について「過去15年で公務員による主要な情報漏洩(ろうえい)事件を5件把握している。このような漏洩事件が発生すること自体、大変遺憾だ」と述べた。そのうえで「できるだけ早期に現在検討中の特定秘密の保護に関する法律案を国会に提出し、情報漏洩の防止を図る」と表明した。民主党の郡司彰氏の質問に答えた。
トピックス「特定秘密保護法案」さらに、郡司氏は「(特定秘密に関する)情報公開法の制定と並行していくべきだと考える」と質問。首相は「情報の公開は行政が国民に対し説明する責務を果たすために重要なものだ。今後とも情報公開が適切かつ円滑に実施されるよう取り組む」と述べた。
首相は「情報漏洩に関する脅威が高まっている状況や、外国との情報共有は情報が各国で保全されていることを前提に行われていることにかんがみると、秘密保全に関する法制を整備することは喫緊の課題」とも述べ、特定秘密保護法の必要性を強調した。
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朝日新聞官邸クラブ