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IC乗車券 1円単位を容認へ10月17日 4時8分
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国土交通省は、鉄道とバスのIC乗車券で消費税率の引き上げ分を転嫁した「1円単位」の運賃改定を認める方針を固めました。
こうした内容を盛り込んだ基本方針を近く公表し、各社が料金改定を申請する見込みです。
国土交通省は、来年4月の消費税率の引き上げに伴う交通運賃の改定に向けて、鉄道とバスのIC乗車券について増税分の端数をどう処理するか検討を進めてきました。その結果、SuicaやPASMOといったIC乗車券が広く普及し、定着したという判断から、その利用者を対象に「1円単位」の運賃の値上げを認める方針を固めました。
ただ、鉄道の券売機やバスの料金箱は当面「10円単位」のままで変更がないことから、同じ区間でもIC乗車券と従来の切符とで料金が異なる「二重運賃」になる可能性があります。
その際、10円単位となる切符の運賃がIC乗車券の運賃と同じか、高くなるように端数の切り上げなどで調整されるということです。1円単位での運賃改定は、JR東日本のほか、東急電鉄や小田急電鉄、東京メトロなど、IC乗車券の利用者が多い首都圏の各社が検討していて、国土交通省が正式に方針を明らかにしたあと、改定を申請する見込みです。
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