風俗嬢の収入や実態について
性風俗産業は世界で最も古くからある職業の一つとされています。
日本は宗教的な禁忌が元々薄いという土壌もあってか、今や日本のアダルトコンテンツは諸外国のものに比べても非常にジャンルが多く、深く、一般化していることは皆さん良くご存じでしょう。
そんな皆さんが星の数ほどある性風俗サービス店のホームページやアダルトビデオのパッケージを眺めて、どうしてこんな子が風俗業界で働いているのだろう、と気になったことはありませんか。
そう、何故現代の女性は風俗で働いて稼ぐのか、その実態と風俗産業の魅力についてご紹介したいと思います。
風俗で働く女性に対するイメージにはどんなものがあるでしょうか。
借金がある、生活が苦しい、借金のカタとして泣く泣く業界に……こうした負のイメージは、確かに過去多くの女性が生活苦によって自らの体を商売道具としてきたという事実に基づくものです。
しかし、現在はなにかどうしようもない深刻な状況に追い込まれて止むに止まれず、という背景があって風俗業界入りをする女性が主流な訳ではありません。
では、どういった理由で彼女達は風俗業界入りするのでしょうか。
多くの場合、きっかけは本当に些細なことです。
今月は買い物をし過ぎてちょっと生活費が足りない。
もうちょっと遊びに行きたい。
友達に誘われたけれどちょっとだけ持ち合わせに余裕がない。
少し興味があってどんなものかやってみたい。
こうしたほんの僅かな興味や会話の流れから風俗業界入りしてしまう子が多いのです。
それは昔に比べると男女を問わず初体験が低年齢化し、性に対する忌避感や貞操観念などが低下していること、またインターネットによるアダルトコンテンツの高速な普及によって、特殊なプレイでなどでも抵抗なく行うカップルが増えてきていることなどの原因が挙げられます。
また、現在の風俗業界の求人募集がインターネットを利用している所も多く、アリバイ工作や送り迎え、寮の完備などで家出した女性やバレなければちょっとだけやってみたいという女性にとって非常に便利かつ簡単に始められるようになっている点も無視出来ません。
専門的な技術を必要としないことを謳う「素人専門店」や「人妻専門店」「熟女専門店」「ぽっちゃり女性専門店」など、そのニーズが多様化していることも上げられます。
こうして、意識的にも現実のハードルとしてもどんどんと性風俗産業への参加が簡単になってしまっているからこそ、多くの女性がちょっとしたきっかけで業界入りするのです。
風俗業界に入った女性が驚くのは、何と言っても初日に受け取るお給料の額です。
こうした業界では基本的に出来高制のスタイルを取っている所が多く、また報酬の日払いや週払いに対応している店舗が殆どで、月給○万円、と普通の会社のように定められている訳ではありません。
たった一日、数人のお客を相手するだけで手元に数枚の紙幣がやって来る。
そうした生活は、たとえどんなに真面目な女性であっても、その女性の金銭感覚を少しずつ崩して行ってしまいます。
誰しも、お財布の中に現金があればつい使ってしまうという経験はあるのではないでしょうか。
では、風俗で仕事をした日は毎日それなりの額の紙幣がお財布の中にあるのが当然という日々が続けばどうなるでしょう。
普通の会社で正社員やアルバイトをしていても、若い時は月に20万円稼ぐのも大変です。
しかし、風俗業界の中では一日でそれだけの額を稼ぐことも不可能ではありません。
不定期でも出勤は認められる場合が多く、女性が多く出勤し、サービスを向上させ、指名を増やせば増やす程その収入は増えていくことになります。
この日払いや週払いというシステムが多くの女性を虜にしてしまう風俗の魔的な魅力なのです。
今日お金が足りなくても、明日出勤すれば足りてしまう。
明日でも足りなければ今週は毎日出勤すれば憧れのブランドに手が届く。
手元にいつでもお金がある生活というのは、本人が意識しない内に出費を増やしてしまうのです。
結果、風俗を始めることによって金使いが荒くなり借金をしてしまう、風俗で稼いだお金を一瞬で使いきってしまう、という生活にどっぷりとハマってしまうのです。
性風俗は提供するサービスが幅広く、上質のものであればある程一回の収入が増えていきます。
最初はほんの興味本位、お小遣いが欲しいという動機で始めた子も、いつの間にか金使いが荒くなり、今いる風俗店では稼ぎが足りなくなり、より単価の高いヘルスやソープなどに移籍し、収入アップを目指すことになります。
人間は、一度上げた生活レベルを落とすことに非常に大きなストレスを感じます。
特に若い内から風俗産業に入ってしまった場合金銭感覚が麻痺しているので、朝から夕方まで数時間真面目に働いて1ヶ月10数万の稼ぎを得るよりも、もっと簡単に数倍以上のお金を稼ぐことが出来る業界から抜けられないのです。
若い時は若さだけでも指名が着くのでやめられず、年齢を重ねた頃には一般企業に戻る為のスキルや経験が無い。
そうして気づけば風俗業界から離れることが出来ず、お店を転々としながら働ける限り稼ぎ、使ってしまう人生を送るのです。
何故風俗で働いて稼ぐのか。
その実態はほんの些細なきっかけから働き始め、気付いた頃には抜けられないからです。
困っている人が風俗に頼るのではなく、風俗に入ることによって困ってしまい、風俗で稼がざるをえない人が殆どなのです。