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就任会見で抱負を語る中日ドラゴンズの谷繁元信新監督=10日午前、名古屋・栄の中日パレスで(金田好弘撮影) |
プロ野球中日ドラゴンズの谷繁元信新監督(42)の就任会見が10日午前、名古屋市中区の中日パレスで行われた。
中日では59年ぶりに選手兼任で指揮を執る谷繁新監督は「厳しい環境に身をおいて自分を成長させ、さらにドラゴンズを強くしたい。名古屋、全国のファンに喜んでもらえるようにしたい」と力を込めた。
中日は今季、12年ぶりにBクラスに転落し、クライマックスシリーズ進出を逃した。「ゼロに抑えれば、負けることはない。そういう野球になると思う」と中日らしい守り勝つ野球を目指すことを誓った。
球団は補佐役としてゼネラルマネジャー(GM)を新設し、元監督の落合博満氏(59)が就任。谷繁新監督は「8年間一緒にやってきたので、僕の考え方も分かっていると思っているし、落合さんの考え方も分かっている」と話した。
会見には佐々木崇夫球団社長も同席し「谷繁監督は豊富な経験と野球理論に精通している。落合GMとともに日本一に向かって尽力してほしい」と期待した。