|
|

落合GM、谷繁監督 中日再生へ最強布陣

巻き返しの秋 公開練習開始

 12年ぶりにBクラスに転落し、落合ゼネラルマネジャー(GM)、谷繁監督の新体制の下で巻き返しを狙う中日の秋季練習が13日、ナゴヤ球場で始まった。

 ベテランや宮崎で行われている教育リーグに参加する若手を除く約20人が参加。吉見や浅尾、大野らがキャッチボールや4キロ走などで1時間半ほど汗を流した。

 今季は主に中継ぎとしてチーム最多の66試合に登板し、来季は先発としての活躍も期待される岡田は「肩や肘をしっかり休めながら、戦力になれるようレベルアップしたい」と意気込んだ。

 練習はファンに無料で公開され、この日は例年より200人ほど多い約680人が見学した。選手兼任の谷繁新監督は15日に合流、落合GMも同日に球場を訪れる予定。

森ヘッド 復活へ

 中日で2011年までヘッドコーチ(HC)などを務めた森繁和氏(58)が13日、名古屋市内で報道陣の取材に応じ「落合GMから『用意しとけ』と言われた」とHC就任の要請を受けていることを明らかにした。

 森氏は落合氏が監督に就任した04年から8年間、投手コーチやHCを歴任。守り勝つ野球を支える投手陣をつくり上げた。

 今季はエース吉見の離脱などもあり、チーム防御率はリーグ4位の3.81とクライマックスシリーズ進出を逃す要因にもなった。森氏はHC就任を前提に「先発陣をどう整えるか。5勝なら5勝でもいいので、自分の持っている力を出し切ってほしい」と話した。

 新外国人の補強についても「左の先発を探すのもいい」と言及。今後、ドミニカ共和国などに足を運び新戦力を発掘するという。

 森氏も落合GM、谷繁新監督と同様、15日にナゴヤ球場を訪れる予定。「3人で会って、話をしたい」とコーチの人選や13日に始まった秋季練習の日程などチーム再建に向けて動きだす。