ケネディ駐日大使 来月着任へ

10月17日 13時24分

アメリカ議会上院は１６日、故ケネディ元大統領の長女のキャロライン・ケネディ氏を新しい駐日大使に起用することを正式に承認し、ケネディ氏は、来月中旬に日本に着任する見通しとなりました。

アメリカ議会上院は１６日、本会議で、キャロライン・ケネディ氏を新しい駐日大使に起用する人事案を全会一致で承認し、ケネディ氏の就任が正式に決まりました。
これを受けてケネディ氏は、女性初の駐日アメリカ大使として、来月１５日ごろに日本に着任する方向で調整を進めています。
ケネディ氏は５５歳。
１９６３年に暗殺されたケネディ元大統領の長女で、作家として活動を行っているほか、大統領選挙ではオバマ氏を強く支持しました。
そしてことし７月、オバマ大統領から新しい駐日大使に指名されました。
ケネディ氏は、先月開かれた議会上院の外交委員会の公聴会で、父親の遺志を継いで日米関係の強化を目指す決意を表明していて、着任後は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題やＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定の推進などに取り組むことになります。