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(@独デュイスブルク)「貧民の移住」

写真:地元で「問題住宅」と呼ばれる住宅の前で遊ぶ移民の子どもたち。ルーマニアからの移民が大勢暮らす=独西部デュイスブルク、松井健撮影拡大地元で「問題住宅」と呼ばれる住宅の前で遊ぶ移民の子どもたち。ルーマニアからの移民が大勢暮らす=独西部デュイスブルク、松井健撮影

写真:「問題住宅」と呼ばれる住宅=独西部デュイスブルク、松井健撮影拡大「問題住宅」と呼ばれる住宅=独西部デュイスブルク、松井健撮影

■特派員リポート 松井健(ベルリン支局長)

 ドイツで「貧民の移住」と呼ばれる問題が深刻になりつつある。欧州連合(EU)加盟国のルーマニアやブルガリアから貧しい移民が仕事を求めて移り住んだドイツの一部の大都市で、住民とのあつれきが強まっている。児童手当などの支払い負担が増える地元自治体も悲鳴を上げており、欧州統合の成果であるはずの「移動の自由」を制限するべきだとの議論も出ている。

 

 ドイツ西部ルール工業地帯の大都市デュイスブルク。緑地や公園が広がる郊外の住宅地の一角に、「問題住宅」と呼ばれる7階建て住宅がある。1950年代に鉱山労働者のために建てられ、近年はほぼ放置されていた建物に、ルーマニアやブルガリアから少数民族ロマの人たちが次々に移り住んでいる。登録しているだけで42戸に約700人が住んでいることになっているが、届け出ていない人も多く、実際の数はわからない。

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