オーナー報告を終え会見に臨む阪神・和田監督=大阪市の阪神電鉄本社(撮影・山田喜貴)【拡大】
まるで大惨敗のシーズンを終えたかのような、後味の悪い2013年だった。金色のネクタイを締めた和田監督は反省の弁を並べつつ、来季への課題を並べた。
「8月下旬の巨人戦で3タテされて以降、精神力を含めてのスタミナ不足。そこを一番にクリアしなければいけないと痛感したシーズンだった」
一言ひとことを選びながら、かみ締めるように言葉をつないだ。2位につけながらも、連覇の巨人とは12・5差。クライマックスシリーズ(CS)では3位広島に連敗した。9月以降の失速は反発力のないプレーオフにそのままつながってしまい、終わり悪ければすべて悪し-のような重苦しい雰囲気で就任2年目を終えた。
「まずは、144試合戦える体力と精神力というところ。打撃で言えば失敗の方が多いスポーツなんで、ちょっとやそっとじゃへこまない精神力を作らないといけない。大勝負、ポイントのところで勝てない、打てないが多かったので、スタミナ面も含めての課題になる」