阪神が広島、オリックスなどでコーチを務めた高代延博氏(59)に来季のコーチ就任を要請したことが16日、分かった。久慈照嘉コーチ(44)が辞任意思を示したことで空白となっている1軍の内野守備部門を任せる方向で、事実上、内定した。
高代氏は智弁学園高、法大、東芝を経て、79年ドラフト1位で日本ハム入団。その後、広島に移籍。89年に現役引退後は韓国チームを含めた6球団でコーチ経験があり、広島時代には金本(元阪神)を、中日時代には福留を一流選手へと育て上げた実績を持つ。
また、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の2大会(2009年、13年)で内野守備走塁コーチを務めた。三塁コーチャーとしての状況判断力にも優れ、「ノックの名人」としても定評がある。
(紙面から)