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【グラニュース】


玉田復帰へ 「流れ変える」

2013年10月17日 紙面から

仙台戦での復帰に前進した玉田(左)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(宮崎厚志撮影)

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 名古屋グランパスのFW玉田圭司(33)が19日のアウェー仙台戦で復帰することが確実となった。腰痛のため9月末から別メニュー調整を続けていたが、15日に全体練習に合流。16日には激しい対人メニューもこなし、次節出場のめどが立った。公式戦6戦勝ちなしのチームに対し「どこかで流れを変えないと」と意欲は十分。百戦錬磨のエースが先頭に立ってプロの意地を見せる。

 芝の養生のため第2グラウンドへと練習場所を移したグランパスに、一気に活気が戻ってきた。前週は別メニューだった玉田、増川、ダニルソン、田中輝、さらにU−18日本代表の遠征から帰国したニッキ、望月らが全体練習に合流。なかでも仙台戦出場に向けて急ピッチでコンディションを上げているのが、玉田だ。狭いコートでの激しいミニゲームでは運動量こそ抑えたものの、わずか1分間での3連続ゴールなど、随所に“らしさ”を見せつけた。

 練習後はファンとの写真撮影に快く応じつつ、「コンディションはまだまだだけど」と苦笑いした。それでもゴールの感触には「まあまあかな」とニヤリ。「あと何日かあるんで、もう少しあげたい」と、仙台戦での復帰に向けて大きな手応えをつかんだ。

 ただ、自身が欠場した湘南戦も含めて、チームは公式戦6戦勝ちなし。ACL出場権を得る3位は絶望的となった。一方で16位の湘南とも勝ち点12差が開き、降格の恐れもない。この中途半端な立ち位置がチームの緊張感をそいでいることを、玉田は感じていた。「どこかで流れを変えないと。雰囲気も悪くはないんだけど…ちょっとね」。

 だからこそ、残り6試合はいつも以上に内容にこだわる。「一試合一試合、少しでも充実したサッカーをすること。良い形で終わらせることが大事」。少しでも順位を上げるために、無理やり勝ち点をもぎ取るようなサッカーをしても先にはつながらない。玉田の言う「充実したサッカー」を見せることこそが、来季の巻き返しへの布石となる。 (宮崎厚志)

 

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