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【芸能・社会】伝説の歌姫ちあきなおみ ベスト盤2作23日発売2013年10月17日 紙面から 伝説の歌姫ちあきなおみ(66)が所属していたコロムビアとテイチクが初めて共同企画したベスト盤2作が、23日に発売される。日本のレコード史上、最も長いタイトルのついたアルバムは、ちあきの歌のうまさ、歌唱の魅力をあらためてアピールする意欲作だ。コロムビア盤のタイトルは、「ちあきなおみの喝采、おぼえていますか、1972年の大晦日に見せた“伝説の歌唱シーン”…。今こそ、ソロヴォーカルの神髄を!」。発売から3カ月という史上最短期間でレコード大賞に輝いた「喝采」のほか「さだめ川」、ライブでしか歌わなかった独り語り歌「ねぇあんた」や友川かずきが作詞作曲した異色のオリジナル作品「夜に急ぐ人」などが並んだ。 テイチク盤のタイトルは、「ほのぼのと、切なさと、懐かしさと、ちあきなおみの“黄昏のビギン”は あなたの恋する勇気をサポートします。」。コーヒーのCMに使われ、あっという間に人気曲となり、ちあきの代表作の一つになった「黄昏のビギン」は、1959年の水原弘がオリジナル。亡くなった伴侶を思って歌う「冬隣」は、ちあきの心境そのままのようで胸に迫る。 監修にあたったのは、コロムビア時代にディレクターとして「喝采」などを手掛け、テイチク時代には社長として接してきた東元晃さん。「音楽は今、歌う、踊るということにはアクティブになっていますが、聴くという最も本質的なところが一番ないがしろにされてる印象があって、それをアピールする作品を作りたいと思った」のが企画意図という。 長いタイトルは、「1曲で代表させるようなラフな仕事はしたくない」という信念で、テーマを反映させた結果。じっくり聴いてほしいという願いをこめて「帰れないんだよ」「冬隣」など埋もれた名曲も収録した。 「育った時代や環境によって音楽のとらえ方も違ってくる。今は見せる、動く、踊るという方へウエートがかかっていると思うので、流れを戻したい。聴き歌とはどういうものか、ソロの神髄を分かってほしい」と力を込めた。それぞれ未発表写真も収録される。11月16日には、NHK「SONGS」(午後11時)で、ちあきが特集される。 ◆ちあきなおみ 1947(昭和22)年9月17日生まれ。東京都出身。4歳からタップを習い、10代で米軍キャンプやキャバレーなどを回る。69年「雨に濡れた慕情」でデビュー。92年に夫の郷〓治と死別後、芸能活動を休止。今も復活を臨むファンが絶えない。 ※〓は金へんに英 PR情報
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