真・恋姫無双~転生司馬慰伝 (如月ライト)
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第二章 張来来
桂花が来て二年が経ち今九歳になった司馬慰こと健太です。今洛陽は表でも盗みを働く奴等がいる、これはもう少ししたら旅に出た方が良いみたいですね、実戦経験得たいですし
などと考えながら歩いていると
「おいテメェ邪魔すんじゃねーよ、俺はそこの親父に用があんだよ!」
「うっさいわド阿呆!酒に酔って喧嘩はえぇけどいくらなんでもやりすぎや!それ以上やんならウチが相手したる!」
「良い度胸してんじゃねーか、おいテメーらやるぞ!」
すると周りが立ち上がり少女は10人ほどに囲まれる
「くっ卑怯もんが!」
「はっはっは、最高の褒め言葉だぜ、さぁ~てじゃぁ覚悟してもらうぜ?」
笑う大男に
「あ~あ損な性格してるなぁ俺」
と大男の頭をトンファーで叩いて気絶させた
「なっ親分、誰だテメー!」
「ん~まぁ正義の味方かなぁ」
「ふざけんじゃねぇーぞ!」
「やれやれ、戦いは苦手なんですけどねぇ、そっちの貴方戦えるんですよね?右半分お願いできます?」
と言った俺の言葉に笑い
「あっはっはっは、この状況でよう言うわ、でもええで!さすがにさっきの状況なら無理やったけど今ならいけるで!」
「そうですか、ではよろしくお願いしますね?」
戦いはすぐに終わった、どうやら彼女は元々彼ら程度には負けなかったみたいだ、恐らく恐怖心に慣れてなくてあぁいう風になってたみたいだ
「いやーほんまありがとうな、えーと」
「司馬慰と言います」
「司馬慰!確か「伏龍」とか言われとる奴やろ?まさか自分が?」
「まぁ人の言う評価なので何とも言えませんがおそらくは」
「ほーまさか会うことになるとは思わへんかったわ」
「ところで貴方は?」
「おぉせやな、ウチは張遼や、真名は霧や」
「いや、いきなり真名預けないで下さいよ」
「え~やん、助けてもろたしお礼やお礼♪」
「まぁいいですが、なら私は健太と呼んで下さい、ちなみに霧は何をしに洛陽へ?」
「あぁ、実はなウチ仕官しに来たんやけどもうこれがアカンのよ、ここの軍屑ばっかなんや、そんで故郷帰る前に土産こうて帰ろうと思ったらあないなことになってもうたんよ」
「なら私に仕官してくれませんか?」
「は?」
「ぷっあっはっはっは、アカン笑わせんといてーな健ちゃん」
「いや、別に笑わせている訳ではなく真剣なのですが」
「せやかて仕官したとして自分軍持ってへんやん、ウチ一人で戦とか笑うやろそりゃ」
「手に入れますよ?太主になってね」
言った瞬間霧は真顔で
「へぇ~随分な自信やな、健ちゃん」
「狙いはすでに決まってますからね♪」
笑いながら言う健太に
「何処や」
と真剣に聞く霧それに対して
「仕官したら教えるよ、霧」
と答えた健太
「・・・よっしゃ!仕官したる!」
その答えを聞き健太は霧の手を握り
「ありがとう、霧!」
「!!!ま、まぁここで会ったのもなんかの縁やからな!!!」
(あかん!めっちゃ恥ずかしい!でも嬉しいわ~!)
「じゃぁ仕官してくれたし教えるよ、俺が手に入れる場所は、荊州だ。理由はすでに後継者として選ばれている点だ」
「なぁ、確か荊州て確か劉表の地やったよな?後継者はえぇけどバカ息子共は認めとるん?」
「あぁその辺は気にしなくてもいい、いずれはわかるからな」
「なんかえらい厄介な奴に仕官してもうたなぁウチ」
「さぁ他の臣下を紹介するからついてこい!」
「なんか喋り方も変わっとるし、はぁがんばろ」