向精神薬である睡眠導入剤を、少年と少女に対し、譲り渡したとして、警視庁は焼き肉店を経営する女を逮捕した。

 麻薬特例法違反の疑いで逮捕されたのは、焼き肉店経営者で韓国籍の崔京子容疑者。警視庁によると、崔容疑者は今年4月、18歳の無職の少年と17歳の少女に、睡眠導入剤1錠などを譲り渡した疑いが持たれている。睡眠導入剤は飲酒しながら服用すると精神が高揚するということで、崔容疑者はうつ病などの症状を訴えて病院から処方を受け、少年らと一緒に服用するなどしていたという。

 崔容疑者は警視庁の調べに対し、「弟のようにかわいくて友人関係を維持したかった」などと話し、容疑を認めているという。