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NHK放送技術研究所職員を懲戒免職
10月16日 16時7分

NHKの放送技術研究所の職員が架空の音響設備工事を発注し、知り合いの業者の口座におよそ280万円を振り込ませていたことなどが分かりました。
NHKは職員を懲戒免職にするとともに、詐欺の疑いで警視庁に告訴状を出しました。

NHKの内部調査によりますと、放送技術研究所の濱崎公男主任研究員(55)は、去年3月、架空の音響設備工事を発注し、知り合いの業者の口座にNHKからおよそ280万円を振り込ませていました。
また、平成20年から23年にかけて、同じ業者から合わせて百数十万円のデジタルカメラやパソコンなどを受け取っていました。
NHKは濱崎職員を懲戒免職にし、濱崎職員と業者に全額の弁済を求めるとともに、16日午後、警視庁に詐欺の疑いで告訴状を出しました。
また、当時の上司2人を減給などの処分にしたほか、技術担当の久保田啓一理事と放送技術研究所の藤沢秀一所長を厳重注意にしました。
NHKは「コンプライアンスの徹底に総力を挙げて取り組んできたなかで、このようなことが起きたことは極めて遺憾です。視聴者の皆さまに深くおわびいたします。工事の発注や完了後のチェック体制を強化するとともに、綱紀粛正に努めてまいります」としています。

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