宮福鉄道(北近畿タンゴ鉄道)宮福線用車両(ディーゼルカー)は、鉄道車両の基本形を尊重しながら、これを骨格として「現代的なイメージ」を作り上げようとの考え方(デザイン・コンセプト=クラシック・モダン)から、皆様に親しんでいただける魅力ある車両を目指して作成致しました。
内装は新幹線用のリクライニングシートを備え、JR気動車との併結用にジャンパ連結器を装備するが、営業運転での併結実績はありません。
(左写真はMF100形の非リニューアルモデル)
また、MF型は大江山の鬼伝説に例えられ、千歳緑(せんざいみどり)と呼ばれる緑を基調とした「青鬼」ことMF100と、鳶赤(とびあか)と呼ばれる赤色をまとい、イベント用として登場し内装が異なる「赤鬼」ことMF200に分類されるが、運用は共通です。
(左写真はMF200形の非リニューアルモデル)
座席は新幹線200系電車と同様の簡易リクライニングシートを使用しており、普通列車用の車両としてはグレードが高い装備です。座席は1+2列で配置され、定員は80人(うち座席27人)。MF200形はイベント対応車両として、カラオケ機器用電源を装備し、内装やシートモケット色が異なります。
シートピッチは1020mm、比較的ゆったりと座れます。ソデ体脇のモケットが、当時のカラーをよく残しており、今はすべて薄いグリーンを基調としています。
シートリクライニング量は少ないですが、座面スライド分を後方にずらして頂ければ、傾斜角的には快適にご利用頂けます。
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車内設備の紹介
ワンマン車両の場合は、乗車時に「整理券発行機」より「整理券」を取って頂き、降車時に写真右の「運賃表」の整理券番号に該当する「お客様の乗車区間分」の運賃を「整理券」と共に「運賃回収箱」へお支払い頂きます。
運転席のすぐ横、頭上に運賃表示器が、その下に、整理券発酵器と運賃回収箱が設置されています。
出入扉の内側(車内側)には、白の化粧板が施されています。出入扉の頭上には、足元を照らす、出入扉専用のスポット照明が設置されています。
天井には、シャンデリア風の照明が2カ所に設置されています。また左右には、蛍光灯の間接照明を設置。横から灯が漏れるように工夫しています。
座席は、100系時代そのままに近い仕様です。テーブルがないことですっきりとさえするような感じを受けます。側ヒジ掛にも表地が張られており、それも乱れることなくされている様子から、乗っていても気持ちいいです。
デッキには、折りたたみの補助席(ジャンプシート)が備え付けられています。座席配置に合わせ、2列席側には、2席分の補助席が設置されています。
宮福線開業20年(2008年)リニューアルモデル
MF100形のリニューアル車。扉部分が塗装されるなど外観にも変化が見られます。
MF200形のリニューアル車。扉部分が塗装されるなど外観にも変化が見られます。
写真はMF200形のリニューアル車(MF201型)の車内全景です。
車両主要諸元
車両型式図
主要諸元
車種 | 液体式 | |
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定員(人) | 座席 | 27 |
立席 | 53 | |
計 | 80 | |
最大寸法(mm) | 長さ | 16,500 |
幅 | 3,090 | |
高さ | 3,935 | |
軸距(mm) | 11,000 | |
空車重量(t) | 26.8 | |
機関出力(ps) | 250 | |
最高速度(km/h) | 95 | |
台車 | 2軸ボギー台車 | |
運転台の位置 | 前後左側 | |
冷房装置(kcal/h) | 22,000 | |
ブレーキ方式 | DEIA自動空気ブレーキ及び手ブレーキ |
サービス機器一覧
弱冷房車両 | 設定無し |
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優先席 | 設定無し |
車いすスペース | 設定無し |
非常通報装置 | 押しボタン式非常通報装置 |
車内案内装置 | 設定無し |
放送装置 | 設定有り |
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