かつて一世を風靡したアイドルがいた。今では、過去の人として人々に忘れ去れている
「詩片歩理(うたかたあゆり)」は再起をかけて、曲作りから自分で手掛けていた。
何をやっても上手くいかず、自暴自棄になる毎日。そこに新しくマネージャーとしてやってきた「春山啓太(はるやまけいた)」はお付きとして歩理に振り回されながらも奮闘していた。
そんなある日、歩理はたまたまネットで自己啓発セミナーのような怪しい記事を見る。
そこには性的興奮度を高めることによって、脳が活性化するという胡散臭い記事が載っていて、性行為をしたことがない歩理は、啓太におねだりしてはじめてのセックスをしてしまう。
その行為に病みつきになってしまった歩理は、思い込みからかセックスをすれば曲が作れるかもしれないと啓太にさまざまな欲求をぶつけてくることになる。