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職場の症例

に対して

熱意を持って

のぞみます


撮影:津布久智


職場因性の病理のお持ちの方について(急性期)
適応障碍を代表とします。職場の環境調整を急ぐ必要があります。

 医師による職場や学校宛の意見書や診断書の作成を早急に行うことにより、職場環境の調整を行います。職場因子による社会的慢性化を予防・回避します。入眠障害、悪夢体験、感情不安定さへの薬理療法を行います。そして、精神療法、心理療法も併用し、後遺症が残らないように努めます。

 公的企業の民営化や独法化、民間企業の文化の違う会社間の合併によって職場環境が荒廃します。具体的には、退職者の増加、若年職員への育成配慮の欠如、チームワーク力が低下します。それらが悪循環します。仕事優先や空気を読む人にとって居心地の悪い雰囲気が職場に存在するといいます。
 診断書を書くことで職場に警告することも可能です。個人保護を優先の発想でのぞみます。職場の理解が充分でない場合は職場を一時的に離れるために病休を勧めます。


2008年元旦の富士山     

パワーハラスメント、セクシャルハラスメントによる慢性的な精神不調の場合:
心理カウンセラーと医師との連携による強力な支援が必要です。PTSDレベルの方も受け入れ可能です。今回、虎の門山下医院にて心理士によるEMDRの治療メニュー(月曜)を用意しました。

上司からのパワーハラスメントを訴える方に、EMDRの適用を検討します。個人医療的配慮のほかに社会的な配慮が必要な場合には関係機関への書類作成も行います。

パワーハラスメント(垂直型のモラルハラスメント)はヨーロッパでは刑事罰の対象になる趨勢のようです。わが国では認識が進んでいない領域ですので、治療陣と相談者間で協力し合って対処します。


フランスの女性精神分析家による
世界的に有名な著作(2003年翻訳)