米国:共和党に「6週限定」債務上限引き上げ案
毎日新聞 2013年10月10日 23時47分(最終更新 10月11日 00時59分)
【ワシントン平地修】米連邦政府の債務上限引き上げ問題を巡り、野党共和党は10日、米国債のデフォルト(債務不履行)回避に向け、短期間の上限引き上げを認める案を発表した。米メディアによると、引き上げ期間は6週間。オバマ大統領は同日夕(日本時間11日朝)に共和党議員との会談を予定しており、債務上限問題ではひとまず合意する可能性が出てきた。
米議会が17日までに債務上限を引き上げないと、財源不足で米国債の利払いができなくなり、デフォルトに陥って金融市場が混乱する懸念がある。共和党案は、短期引き上げでデフォルトを回避する間、与野党の協議を続ける内容と見られる。
オバマ大統領は、共和党が短期の上限引き上げに応じれば、財政問題などを巡る交渉に応じるとしていた。共和党案は、政府機関再開に必要な暫定予算については、引き続き協議する内容となっている。