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できごと
【衝撃事件の核心】クールビズで「謝罪」商工会議所幹部は大ヤケドの子供に謝りもしなかった…花火大会露店爆発、被害女性が綴った“灼熱地獄”
「処置の度に焼けた皮膚を剥がされ耐えきれない程の激痛が走り、毎日の処置の時間が怖かった。代われるものなら子供の分まで痛みを背負いたい…」
京都府福知山市の花火大会で露店が爆発し58人が死傷した事故で、小学生の息子2人と事故に巻き込まれた名古屋市の女性(41)が、産経新聞に手記を寄せた。「『熱いっ…痛い…』手の皮がめくれていた」「処置室へ運ばれた。うめき声や叫び声、正に戦場のようだった」。手記からは事故直後の惨状や激痛を伴う治療、補償の遅れに対する不安が伝わる。今も両足が赤黒く腫れ、痛みとともにあの日の記憶が悪夢のようによみがえる。それでも「事故の恐ろしさが伝われば」と、原稿用紙約30枚に心情を綴った。
背中に火が
「逃げる途中に、背中に火がついたような気がした。慌てて素手で消したが上の服は燃えて散り散りになっていた。『熱いっ…痛い…』手の皮がめくれていた。髪もさわると縮れて燃えた感覚だった。足も赤く焼けただれていた」
大やけどを負った直後の様子を、女性は生々しく描写した。
8月15日夜、福知山市の由良川河川敷で起きた露店爆発事故。その日、女性は親族がいる京都府宮津市で息子2人と海釣りを楽しんだ後、福知山へ。小6の長男(11)と小1の次男(6)の家族3人と、親族ら計5人で花火大会の会場を訪れ、事故に遭った。
火元となったベビーカステラの露店のすぐ隣の階段に座っていると、この露店の店主で10月2日、業務上過失致死容疑で逮捕された渡辺良平容疑者(38)が持つ赤い携行缶から突然、シューッという音とともに霧状の液体が噴き出し、女性の髪にかかった。臭いからガソリンと分かった。
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