愛 −ｃｈｉｅｃｏ（チエコ）−

随分拘るねぇ。

私は結婚前にお付き合いした人が2人います。
最初の彼は趣味の音楽仲間で6歳年上、私が中1〜高3まで6年近くお付き合いしました。一言で音楽仲間と言ってもジャンルが違ったので、まぁぶつかるぶつかる。しかもお互い譲らない。当時は携帯なんか無くポケベル（知ってる？）も無く（あったけど普及してない？）、今みたいに簡単に連絡が取れる時代ではありませんでした。でも毎日電話で1日の出来事を報告し合ったり、出来ない日もありましたが、そうやって6年近くお付き合いしていました。別れた理由は、今思えば物凄く下らない些細な事でした。でもね、6年近くもお付き合いした人です。別れて20年以上経ちますが、今でも忘れていませんよ。別れて数年後、偶然ですが、同じ営業マンから車を買っていました。しかも同じ車（国産車ですが珍しい車）でした。その頃彼は転職していて、私の職場に取引業者として来ていたり、彼とはやはり縁があったようですね。
2人目の彼は11歳年上で会社経営者の長男、3年位お付き合いしました。短大時代にその会社でバイトして知り合いました。彼は当時、ソアラ→BMWに乗っていて、学校に迎えに来てくれたり、レディファーストでエスコートしてくれたり、お金のある人なので短大生の私にはお食事等贅沢なデートでした。彼は見た目にも格好良くて会社の次期社長でお金もある、そのせいか遊び人に見られたりお金目当てに近付いてくる女性も多かったようですが、私がお金（贅沢）目当てではなかったので、3年位もお付き合い出来たんだと思います。お付き合いしていた時に彼が社長に就任して忙しくなって会う時間が少なくなって、それで自然に別れましたが、やはり忘れられませんよ。

私は憎しみあって別れた訳ではないので余計そうなのかもしれませんが、愛が消えても、同じ時間を過ごして同じ気持ちでいた人を忘れる事は出来ないでしょう。