台風26号:打ち上げられたジンベエザメを救出 和歌山
毎日新聞 2013年10月16日 12時21分(最終更新 10月16日 12時57分)
台風26号が通り過ぎた16日午前9時ごろ、和歌山県串本町の海岸に体長4メートルのジンベエザメが打ち上げられているのが見つかった。
国の天然記念物「橋杭岩」手前の浅瀬(水深約30センチ)で、尾をばたつかせていた。
連絡を受けた串本町は近くの養殖業者に応援を求め、尾にロープをくくり付け、水深1メートルの海域まで引っ張り、さらにボートで沖まで運び、海に放した。
串本海中公園センター水族館の宇井晋介館長は「サメは普段は沖合にいる。こんな浅瀬に生きたまま迷い込むのは珍しい。台風26号の影響で方向を失ったのだろう」と話していた。【山本芳博】