CSファーストステージで14日、ロッテに1―4で敗れ1勝2敗で敗退した西武・渡辺久信監督(48)の辞任が決まった。
試合後、渡辺監督は「じっくり考える」と去就について明言しなかったが5年連続V逸の責任を大きく感じていた。
6年目の今季はFAでメジャー移籍した中島、左ひざを手術した主砲・中村を欠きながらも若手の台頭でスタートダッシュに成功した。だが球宴明けに勝ち頭だった菊池雄星投手がケガで離脱。野手では助っ人の不振もあり順位を落とし、9月26日に西武ドームで楽天の胴上げを許した時にはCS圏外の4位だった。
渡辺監督はこの時点で辞任を覚悟。そこから奇跡の8連勝でCSファーストステージの本拠地開催権を得ると3戦を戦い、球団に推定3億円以上の臨時収入をもたらしたが、続投とはならなかった。
就任6年間で優勝は1年目の2008年のみ。1979年に西武ライオンズとなって以降、渡辺監督就任以前はリーグ優勝から遠ざかったのは3年間が最長だった。昨年そのワースト記録を更新し、雪辱を期したが、5年連続V逸で責任を問う声は強まる一方だった。後藤高志オーナーはシーズン最終戦で「白紙」と強調。14日には球場に姿を見せなかった。
後任監督には潮崎哲也二軍監督(44)、02年から2年間指揮を執った伊原春樹氏(64=本紙専属評論家)、田辺徳雄打撃コーチ(47)の名前が挙がっている。西武グループは以前から、潮崎氏にいずれ監督を任せる意向で経験を積ませてきたが、二軍監督になって1年目ということもあり、一部では「時期尚早」との声も。早急に一本化し、要請する。
コーチ陣にもメスが入る。12年から一軍投手コーチ(チーフ格)を務めた杉本正コーチ(54)の退団が決定的。一軍でブルペン担当を務めた石井貴投手コーチ(42)がチーフ格に昇格。西武、横浜でプレーした土肥義弘氏(37=評論家)が二軍投手コーチに浮上している。

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