パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦(14日、西武ドーム)は3位のロッテが2位西武を4―1で下し、対戦成績を2勝1敗としてファイナルステージ進出を決めた。戦前はレギュラーシーズンを8連勝で終えた西武有利と見られていたが、終わってみればチームが“バラバラ”だったロッテの粘り勝ち。
勝負強さは健在だった。ロッテは5回に鈴木の1号ソロで先制すると、6回に飛び出した井口の2号ソロで西武先発・牧田をKO。8回には角中の2点適時三塁打でだめを押した。
接戦を制してCSファイナルステージ進出を決めた伊東監督は「今日はどっちに転んでもおかしくないゲーム。後半戦、ものすごい勢いのあるチームだから重圧を感じていた」。最後まで息を抜けない試合展開だっただけに、偽らざる本音だろう。
一丸となって3位からの勝ち上がりを決めたロッテだが、実は今CS中もナインと首脳陣は“バラバラ”だった。チームは立川市内のホテルを宿舎としていたが、井口や一部首脳陣は自宅から通勤。「通常のチームならみんなで泊まって一体感を高めようというところですが、うちのチームカラーはそうではない。あくまで各自が一番いい環境を選ぶという形です」(チーム関係者)
そもそもロッテはシーズン中の移動時も私服OK。別々の移動も認められている。この“バラバラ”こそがチームカラーで、ポストシーズンに入ってもそのスタイルを貫いたというわけだ。
一方で、試合に入ったら結束を示した。この日は初回守備につく前に野手陣がマウンドの後方で円陣を組んだ。これはサブローの声がけで行ったもので、自由奔放をモットーとするチームでは異例のことだった。
攻撃でも同様だ。この日はテンポの良さが身上の牧田に対して、各打者が意図的にゆっくり打席に入るなどチーム全体でリズムを崩しにいった。これも試合前ミーティングでキャプテンの岡田が「相手の嫌がることをやろう」と呼び掛けたものだという。西武・渡辺監督の抗議もあって2イニングのみとなったが、ボディーブローのように牧田を苦しめたのは想像に難くない。
次は開幕24連勝を飾った絶対エース・田中を擁する楽天とのCSファイナルステージ。今季は10勝14敗と負け越し、敵地のKスタでは2勝10敗と圧倒的に分が悪い。それでもナインは「(苦手意識は)もう関係ない。こういった戦いを経験して失うものは何もないと分かった。思い切ってやるだけです」(鈴木)。開き直ったロッテの快進撃はまだまだ続きそうだ。
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