内藤（右）の強烈な張り手

　＜新日本プロレス・両国国技館大会（１４日）＞来年１・４東京ドーム大会でのＩＷＧＰ王座挑戦権利証保持者にしてＮＥＶＥＲ王者・内藤哲也（３１）は高橋裕二郎（３２）の挑戦を退けた。

　昨年１０月の両国大会で右ヒザを破壊された内藤は、この日も同箇所を攻められる苦しい展開。１０分過ぎには裕二郎の必殺・ぶっこ抜きジャーマンを浴びてしまう。

　しかし意地で３カウントだけは許さない内藤は、飛龍原爆固めで反撃に転じる。グロリアからスターダストプレスを炸裂させるも、決まり方が浅いと見るや即座にプルマ・ブランカ（変型ネックロック）へと移行。渾身の力で絞り上げてギブアップを奪った。

　それでも、どこかちぐはぐな印象を残した試合内容に場内からはブーイングも発生。内藤も「今まで甘やかされてる選手だったので。ワンランク上の厳しい目で見てもらっているということ。これを乗り越えないと未来はない」と、課題を口にした。一方で次期挑戦者に関しては「唯一コメントしてきてるのが田中将斗なんでね」と、９月の神戸大会で破った田中との再戦を見据えた。