華麗な空中技で観客を魅了した飯伏（上）

　＜新日本プロレス・両国国技館大会（１４日）＞ＤＤＴとダブル所属の形で新日プロ所属初戦となった飯伏幸太（３１）は持ち前の華麗なる空中妙技で観衆を魅了した。

　飯伏は真壁刀義、本間朋晃と組んで、プリンス・デヴィット、カール・アンダーソン、バッドラック・ファレ組と対戦。ライオンマークのＴシャツを着用しての入場は、新たなる挑戦への決意の表れだ。

　ＩＷＧＰジュニア王者のデヴィットを標的とする飯伏は、スワンダイブ式のミサイルキック発射をキッカケに躍動。三角飛びケブラーダ、その場飛びシューティングスタープレスと空中弾を立て続けに見舞っていく。さらには高速ジャーマンでデヴィットに大きな爪あとを残した。

　試合は本間がアンダーソンに沈められたものの、鮮烈なインパクトを残したゴールデンスターは「負けたけど全力を出し切れたと思います。自分が入って少しでも貢献できれば」と晴れ晴れとした表情を浮かべた。前日は日帰りでＤＤＴ札幌大会に出場しての両国大会出場。今後もハードスケジュールが予想されるが、プロレス界初の二刀流選手として両団体をもり立てる。